◆消費者はモノの機能以上のコトの満足を求める

◆消費者はモノの機能以上のコトの満足を求める
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◆消費者はモノの機能以上のコトの満足を求める 企業文化の創造(2)

 今はただ基本機能が優れているだけでなく、感性の高いデザインのインテリア・家電製品や、健康志向なモノ・自然環境に配慮したモノなどを求めようとする時代になってきたようです。

 このような変化は、既に数十年前から指摘されていました。例えば、「人間性の心理学」という心理学を打ち立てたアブラハム・マズローの人間の欲求の階層(マズローの欲求のピラミッド・欲求5段階説)では、基本的な欲求(生理的欲求)が充足されると、安全と安定の欲求→所属と愛の欲求→承認欲求→自己実現の欲求へと欲求の質が変わると説いています。

 つまり社会が成熟し、消費者がモノの機能以上のコトの満足を求めるようになった現代においては、デザインも含めそのモノを製造・提供する企業の考え・行動(企業理念・活動・実績→企業文化)こそが、企業の差別化を行う大きな要素になってきたということです。


スサノヲ(スサノオ)


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2006年11月16日 Posted byスサノヲ(スサノオ) at 12:21 │Comments(4)Webブランディング

この記事へのコメント
スサノヲさん勉強になります。
まさに、ものからことへといった
消費ニーズの潮流の変化を見抜かなければ
ビジネスもとんでもない方向に進むのも同じ考えで・・・

現在起きていることの延長線上に未来があり、
ビジネスのあり方もその線上に乗っかっているかどうかが
うまく行くのか行かないのかの境目かとも思いますが、
どうでしょうか?
Posted by 猫 at 2006年11月16日 23:37
猫さん、コメント有難うございます。

>現在起きていることの延長線上に未来があり、
>ビジネスのあり方もその線上に乗っかっているかどうかが
>うまく行くのか行かないのかの境目かとも思いますが、
>どうでしょうか?

おっしゃるとおりです。

企業が持続的発展(サステナビリティ)を続けていくには、社会が、市場が、ユーザーが何を求めているかを知らないでは、経営を続けていくことは出来ません。

市場にモノが溢れ欲しいものがないという成熟した社会の中では、モノそのものの機能以上に、そのものの所有や使用がもたらす精神的満足(コト)が求められます(生活に潤いや安らぎなど)。

さらにいえば、ココロに感動を与えてくれるモノ、人生に充足感を与えてくれるモノへとシフトしていくのでしょう。

こうした流れの中、顧客に支持される価値を創造できなければ、企業は存続出来ないでしょうね。


スサノヲ(スサノオ)
Posted by スサノヲ(スサノオ) at 2006年11月17日 01:20
「ものより思い出」というキャッチコピーが自動車メーカーの
TV広告にありました。まさにこれが、ものからことへの
走りだったような気がします。
さ~テーマは経営者としてその感性を日常の忙しい経営活動の中で
どのように磨いていけばよいのか・・・・です。

ある方は、感性を磨く手法として、日常接するものから感動するものを
発見することをされています。
スサノヲさんの写真は正に感動されたものを記録されているのですか?

例えば、最近ですと色づく葉っぱに感動したのなら、葉っぱを記録するのも
いいかもしれません。
感動するほど美しい花に出会ったならば、それを記録するなどです。
要は何もしないで放っておいたら感性は鈍るので、必ず意識して
鍛錬することだそうです。

さ~、みんなで感動探しをやりましょう!
Posted by 猫 at 2006年11月18日 06:55
猫さん、コメント有難うございます。

>スサノヲさんの写真は正に感動されたものを記録されているのですか?

そうですね ^_^;
安易にイメージ画像を使ってしまっている傾向がありました。

ご指摘有難うございます。

>例えば、最近ですと色づく葉っぱに感動したのなら、葉っぱを記録するのも
いいかもしれません。
>感動するほど美しい花に出会ったならば、それを記録するなどです。
>要は何もしないで放っておいたら感性は鈍るので、必ず意識して鍛錬することだそうです。

アドバイス、有難うございます。

忙しい中でも、毎日びわ湖を見たり、びわ湖を取り巻く山並みをみたり、夜になれば「今日は美しい月だ」と、自然の折々に変わる変化をココロで受け止めるようにしています。

神社や仏閣にも出来るだけ足を運び、古代に想いを馳せ、古代の人々の素朴な世界観を想像することがあります。

でも猫さん較べれば、まだまだです。

「ブログも多くの方が見ているのだ」、「ブログも自分の一部の現れだ」であるなら、写真一つ一つにも気をはらうべきでした。

若い頃ですが、ドイツの文豪・思想家・ゲーテに傾倒したことがありました。
彼はこういいます。

「心を開いている時だけ、この世は美しい。ただいつも心を開けているということは、何と難しいことか…」


スサノヲ(スサノオ)
Posted by スサノヲ(スサノオ) at 2006年11月20日 12:09
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